大正14年創業の老舗企業さま本社の大規模修繕工事を実施しました。足場架設後の外壁調査で確認できた109か所の外壁欠損・鉄筋爆裂部を補修し、1,397か所の浮きに対しては樹脂注入をおこないました。ひび割れ部はUカットシーリング工法により水の侵入を抑えつつ、建物の挙動に備えています。また、建具廻りの既存シーリング材はすべて打替え、屋上はウレタン塗膜防水を、増築部分の屋上は塩ビシートの機械固定工法によりそれぞれ防水処置を施しました。 築年数が相当程度経過していたことから汚れや劣化が進行していた外壁・鉄部は既存カラーではなく黒を活かした塗り替えをおこない、力強く落ち着いた企業建屋としてリニューアルされました。