防水工事とは

屋上やバルコニーなどの床面や立上り部分、斜壁部分からの漏水を防ぐために行う工事です。

防水材の種類

ウレタン防水

防水工事の中でも最も多く使用される防水材です。

ウレタン防水材の特徴は、防水層が軽量で建築物に負担をかけない点と、ウレタン塗膜が複雑な収まりにも簡単に対応でき、防水面に継ぎ目のないシームレスな防水層を形成することができる点です。

工法には、ウレタン防水材を下地に直接塗り込む「密着工法」と、下地の湿気を外に逃がすことができる「通気緩衝工法」があります。
通気緩衝工法は下地に入るひび割れなどに対しても強い緩衝力があり、建築防水業界の主流な工法となっています。

施工にあたっては、下地の防水種類や劣化の状況に合わせて適切な工法をご提案しています。

密着工法

  1. プライマー塗布
  2. 防水層1mmx2回
  3. トップコート塗布

通気緩衝工法

  1. 通気マット貼
  2. 防水層1層目1mm
  3. 防水層1mmx2回
  4. トップコート塗布

塩ビシート防水

塩ビシート防水は下記で紹介しているゴムシート防水に比べて優れた耐久性があり、長期にわたって防水施工時の状態・鮮やかな色彩を保ちます。

防水シート間のジョイントを薬品または熱で溶かして一体化させる処理を行うため、耐久力の確保につながっています。

工法には、塩ビシートを下地に直接糊で貼りつける「密着工法」と、躯体にアンカーを設置して浮かし張りを行う「通気緩衝工法」があります。

通気緩衝工法は下地を選ばずに施工が可能なことから、下地防水層の撤去・処分費などを削減出来るため、建築防水業界で活躍の場を増やしています。

アスファルト防水(トーチ)

アスファルト防水は、アスファルトシートをバーナーによる熱で下地と溶着させる工法です。

25~30年前に建てられた集合住宅の屋上部に施工されていることが多く、容易に補修ができ、コストを抑えることができるため、既存防水層がアスファルト防水である場合は改修工事の際に使用されることがあります。

アスファルトシートが防水材の中でも非常に重量があり、何度も上に重ねると建物に負荷がかかることがあります。

FRP防水

FRP(ガラス繊維などの材料で補強されたプラスチック)は、防水樹脂の中では雨などへの耐酸力が強く、極めて固い防水層を形成するのが特徴です。

木造住宅のバルコニーなどで使用されることが多い反面、面積の広い屋上などで下地に揺れが起きるような部位では防水層が割れてしまうリスクが高いため、施工には向きません。

FRP防水は、従来の塗膜型防水に比べて硬化時間が早いため、短い工期で施工することができます。

ポリマーセメント防水

ポリマーセメント系塗膜防水材は、エマルション(水系)樹脂とセメント系パウダーを調合した材料で、有機溶剤を使わない無機水系という点から環境に配慮した防水材として建築防水業界で使用されています。

ウレタン防水に比べて防水層の伸縮率が少ないため、強い揺れや下地のひび割れに対して弱い面があります。

ゴムシート防水

ゴムシート防水は、シート状に成形した合成ゴム系の防水シートを接着剤などで下地に貼り付ける防水工法です。

塩ビシート防水のように溶着一体化しないため、ジョイント部分の接着力が失われてしまったときがゴムシート防水の寿命ともいえますが、定期的なメンテナンスを継続していくことで、良好な防水層を保つことができます。
最近では使われることが少ない工法です。

もっと詳しく知りたい方へ

防水工事について、知っておきたいポイントをご紹介します。

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